今、ネットにはシャルリエブド関連の記事がたくさん見受けられます。その中から、この週刊誌の歴史についてもちょっと言及している記事を見つけましたので、ご紹介します。長いです。西田
2015年01月
テロリストの襲撃で犠牲になった5人の漫画家のうちの一人、来日経験もあるTignousの葬儀案内をお見せします。
1月15日木曜日、パリ東部、Montreuilのタウンホールで葬儀が執り行われた後、15:30にPere Lachaise墓地に埋葬されるそうです。花輪はご遠慮ください。献花にはただ小さな花をどうぞ。(一般的慣習として漫画家が漫画を墓石の上に置くのは許されるそうです。)


今、世界のあちこちでシャルリエブド惨劇を悼む漫画が投稿されています。
FECO(世界漫画家連盟)のコーナー
日本からは会長の篠原さんの漫画が見られます。
こちらはアメリカの漫画家デイリーカーグルの運営する漫画サイト。
まだまだあちこちにあるでしょう。見つけたらアップします。西田
国際ユーモア、ウェッブ雑誌に世界中から送られたシャルリエブド惨劇の追悼漫画が掲載されていますので、
リンクを貼っておきます。見られるといいのですが・・・。
シャルリーエブドは、フランスのもっとも過激な週刊誌ですが、漫画家の森本清彦さんがフランスに遊学していらした時によく訪問し交流したところなのだそうです。そもそもの発端はデンマークの12人のイラストレーターの描いたモハメッド漫画に憤慨したイスラム圏の人々の暴動の広がりだったのですが、私は数年前そのデンマークの漫画家さん17人を迎えて、日ーデンマーク漫画家交流会を行いました。うちの会の何人かも出席しています。1992年に来日したフランス人漫画家を迎えたひとりは評論家の小野耕世さんで、私たちともまったく縁のない方々ではないのです。正直言って、私個人は、人の宗教問題を茶化すのはいい趣味ではないと思っています。ですが、それを暴力やましてや殺人という形で攻撃することに対しては断固としてNOと言わねばなりません。
下のリンクは、なぜシャルリーエブドが標的になったか、というこれまでの経過の記事と、その週刊誌の表紙絵です。
私は以前フランスの漫画祭でイラン人漫画家さんたちといっしょに行動しました。几帳面な日本人の私から見たら、アボウトな風もありましたが、みな人のいい人たちでした。あちこちに書かれていることですが、今回の事件で、イスラム圏の普通の人たちが偏見をもたれたり、報復の対象になることを怖れます。
2015年が、表現の自由を殺人で封じようという事件でスタートしました。今後悪い方向に行かないよう祈るばかりです。西田
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